みなさんこんにちは。
入社 1 年目、研究開発部所属の廣兼です。
現在、研究開発部の研修を受けています。4~6月まではプロセス開発課、7~9月は治験薬製造課で、医薬品原薬のプロセス開発に必要なスキルや考え方を学んでいく予定です。
研修では、大学時代の合成研究とは大きく異なり、工場での商用生産を念頭に置いて、ひとつひとつの操作を行う事を学び、驚きと新鮮の日々を送っています。中でも一番の驚きは、温度調整にかける時間の長さでした。大学ではスケールが小さかったのもありますが、温度調整にかかる時間はわずかでした。しかし、会社の研究室での実験は、50 ℃ 上昇させるのに、1~2 時間かけることもあります。実機でのスケールでは内部まで熱が伝わりにくく、全体の温度が上昇するのに時間がかかるためです。また、温度を下げる際にも、すぐに冷やすのではなく、実機での冷却時間を想定して時間をかけて冷却します。冷却速度の違いで結晶の種類が変化したり、副生成物が析出したりして、品質に影響を及ぼすことがあるからです。他にも学ぶべきことはまだまだたくさんあるので、研修期間の間にたくさんのことを吸収して、スケールアップによる影響を事前に予測して、より良いプロセスが開発できる力を身に付けていきたいです。

話は変わりますが、私はずっとテニスをしてきました。社会人になってもテニスを続けたいなと思っていたところ、なんと、十全化学にはテニス部があり、ナイター設備付きのテニスコートを所有していました。時間を問わずにテニスができる環境に、大変テンションが上がっています!!! 早速、会社の先輩方とテニスをしてきました。年齢のわりに皆さんとてもお上手で(笑)、足を引っ張るまいと付いていくのに必死でした。今後も、この環境を最大限利用して先輩方との交流をより深め、テニスも仕事も楽しんでいきたいと思います。

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