社員インタビュー

私は出身地も大学も福岡県。

『十全化学』を知ったきっかけは、就職サイトに登録した際に最初に情報が出てきたことで、惹きつけられたのは、プロセス系の会社であることでした。

学部は薬学部、研究室は化学系で、製薬（研究）業界での就職を希望するものの、九州には製薬会社自体が少なかったんです。

当時の採用担当者が同じ大学出身という部分も心強く、選考時に感じた会社の雰囲気にも安心感があったので、富山行きを決めました。

やはり会社内の雰囲気が良いことです。

部内では検討の進捗具合の確認や内容の報告をざっくばらんに行え、他部署とのやり取りにおいても、親身になって一緒に考えていただけるので、日々円滑に業務を進めることができています。

また、『十全化学』は非常に高いスケールアップ技術を持っており、先輩方の（研究ではなく）製造を軸とした考え方を学び、関係性の大切さを実感する中で、人としての成長ができることも、大きな魅力です。

海外の方との仕事も増える中での、ウェブ会議上のコミュニケーションです。

言葉がなかなか出ず、上手く通じているのか分からない場面もあり、当初は苦心しました。

取った対策は、会議後にメール（文章）で伝え直し、両者の考えを一致させること。

自分の伝えたい内容が誤らず、確実に伝わるかを常に気遣うことが大事です。

今では海外から来客の対応の多くは私に回ってきますので、より新たな知識を身に付ける機会に恵まれています。

医薬品の原薬や中間体の製造が事業の軸となりますので、プラン通りの量や品質で目的のものを製造できた瞬間に、強いやりがいを感じています。

また最近は、私自身が携わり、作り上げたプロセスを外部の第三者に製造を依頼する「第三者委託製造」の実施も担ったのですが、その業務を通じ、外部の製造会社でも製造できるプロセスが構築され、目的物の取得が実現した瞬間には、また特別なやりがいを感じることができました。

最新鋭の機器を扱えるところです。

自動で反応を制御したり、反応液や晶析液中の様子をリアルタイムでモニタリング出来る「PAT」ツールを多数所有するCDMO企業は数えるほどしかいないと言われており、そんな好環境の中でプロセスの構築や製造・承認申請に必要なデータ取得などを行うことができます。

メーカーからの製造を委託される信頼性と、それをアウトソーシングできるレベルのスキルが、私たちの強みとなっています。

会社全体で進めている海外展開の中でも「第三者委託製造」は営業担当と私が中心となり進めていた案件であり、この経験を活かして皆を引っ張っていけたらと考えています。

特に海外は市場規模が大きく、案件が進むスピード感も非常にダイナミックであるため、対応力を身に付けることが不可欠。

そのためにも、製薬業界の動向であったり、世の中のニーズに常にアンテナを張り、必要な技術の習得やスキルアップにも取り組んでいきたいです。