社員インタビュー

大学にOBの先輩自らが会社説明に来ていたことが『十全化学』を知るきっかけで、馴染みのなかった「CMC」研究に興味を抱き、応募しました。

大学時代、有機合成を専攻していた延長で製薬会社を希望していたのですが、最近は、探索研究にリソースを集中させるため、有機合成力が活きる工業化検討を直接行わない企業が多く、「それができる」という部分が最大の後押しに。

化学系の会社も受験する中、内定が最も早かったことでお世話になることを決めました。

開発初期の合成法の検討やスケールアップの検討から、後期の承認申請データ取得まで、幅広い業務に取り組め、また、それらの業務に必要な設備環境が整っているところです。

環境と言えば、会社が富山駅の近くにあり、仕事終わりにすぐ、同僚と飲みに出られることも魅力（笑）。

水のおいしい富山ならではの地酒や美味しい食事も、目一杯いっぱい楽しんでいます。

美味しいランチについては、無料の社内カフェテリアも重宝していますね。

工場での試製の際、ラボでは上手くいっていた操作が、上手くいかないことがあります。

ただ、ラボでの実験との違いを確認し、検証実験を行うことで解決はできますので、「生産企画課」と協力しながら進めています。

また、大学の研究とは違って納期があります。

こちらは計画的に日々の実験量を考え、手が回らないときはチームや他チームのメンバーに助けを求めることで乗り越えています。

一人じゃないという環境は心強いです。

現在は申請用データの取得に取り組んでいるのですが、この業務に没頭する中で「こういうデータも必要ではないか」など、今まで全く触れて来なかった申請戦略などについても学ぶことができており、日々やりがいを感じています。

大学の研究では生成物が完成さえすればよかったのですが、医薬品製造においては、先の申請のことも見据えなければいけません。

この環境でもっと成長を重ね、いずれは承認申請書の作成も任されたいです。

中小企業としては珍しく、大企業と同じ最新機器を揃えているところです。

「PAT」 ツールと呼ばれる、プロセス液の反応や晶析の状態などをIRや粒径・粒度分布計などでリアルタイムにモニタリングできる機器を導入し、依頼先が求める結果を出すことにもこだわっています。

また、核酸やフロー技術などの新規技術を積極的に取り入れるところにも、挑戦をいとわないマインドを痛感。

新しさがすぐそばにあり、ワクワクする毎日です。

試製業務と承認申請データの取得業務、そのどちらも回せる人材になることです。

社内には片方のプロフェッショナルはいても、両方の人はまだ少ないと感じており、私自身の知識と経験もまだまだ不足しているのですが、将来的な目標に据えながら、現在取り組んでいる業務で力をつけていきたいなと考えています。

また、後輩が10人近くもいますので、お世話になった先輩のように、余裕をもって優しく教えられる人を目指したいです。