STAFF 社員紹介

2021年高校卒 / 2021年入社
品質管理部 試験課

1. 仕事内容について

私は品質管理部の試験課に所属しています。試験課では製造された薬が安全で正常なものかを確かめるために様々な試験分析を行い、製造された薬が持つ品質を検証し、決められた規格に適合しているか確認しています。主な試験を行う対象として原料、中間体、工程内、製品があり、さらにその中に性状、確認試験(IR、定性反応など)、類縁物質、残留溶媒、含量試験など沢山の試験項目が設けられています。これにより、日によって試験を行う品目と試験項目が大きく違ってくるため、毎日与えられた各々の試験にかかる時間からスケジュールを自分で考え、計画して業務に取り組んでいます。

2. 仕事のやりがい

私が一番やりがいを感じる瞬間は、自分でできる分析の種類が増えた時です。品質管理部に配属された当初は、工程内分析を2つだけ任されていました。しかし、今では中間体や製品などの分析を任せてもらえるようになりました。沢山の試験ができるということはその試験に必要な技術が身についているということにもなるので、仕事を行っていく上での自信にも繋がっています。 私たち品質管理部が行った試験の結果を基にして、製造した薬の品質の保証が行われています。お客様に安心して薬を利用していただくには、試験に間違いがあってはいけません。そのため、私は一つ一つの操作にミスがないように丁寧な作業をするように心掛けています。

3. 職場の雰囲気

明るい雰囲気の職場だと思います。作業を行っている時でも、周りに頼れる先輩方がいるため、わからないことを気軽に聞くことができ、安心して業務に集中することができます。もちろん、業務に関係する会話だけでなく、プライベートな会話を楽しむこともあります。 業務以外の場面でも和気あいあいとコミュニケーションが交わされているため、些細な疑問や悩みも相談しやすく、頼りになる先輩方に見守ってもらえている安心感もあり、働きやすい職場環境だと思います。

4. 将来チャレンジしたいことは?

品質管理部で扱っている全ての機器操作をマスターしたいです。そのために、現在、中心に扱っているHPLCやGCといった機器の操作方法と仕組みを完璧に理解することが目標です。そして、その経験を基にして、機器に異常が起きた際に原因を突き止め、迅速に対応できるような人材になりたいです。 沢山の経験と知識を積み重ね、試験を通して機器に触れ、自分が思い描いている人材になれるよう日々努力していきます。

5. 入社を検討されている方へのメッセージ

入社当初は不安なことが多々ありました。高校生から社会人になり、自分を取り巻く環境が一新され、何もかもが初めてのことばかりで、自分は社会人として働いていけるのかと悩みました。試験においても、難しそうな機器を本当に自分で扱えるようになるのか、高卒の自分が正しく分析できるのかなど様々な不安がありました。しかし、入社してすぐに先輩方が日常業務のやり方やGMPなどの医薬品に関する取り決めなどを丁寧に教えてくださいました。また、分析に必要な技術も取得できるまで指導してくださいました。そのおかげで私は品質管理部の一員として従事できています。 わからないことだらけの世界へ踏み出すことは不安で怖いことだと思いますが、私が踏み込んだ世界は決して一人ではなく、助けてくれる仲間がいます。新たな仲間、環境、挑戦、知識、楽しみなことにも目を向け、社会人へのステップアップを前向きにとらえ、共に頑張っていきましょう‼

6. ある一日のスケジュール例

-8:30出社

8:30-8:45ミーティング

8:45-9:00分析準備

機器の立ち上げや調製に必要な器具、試薬を準備します。

9:00-11:30分析、調製
工程内試験や製品、中間体、原料などの分析を行います。試料の調製が必要なものは調製も行います。

11:30-12:30昼休憩
会社支給の弁当を毎日いただいています。

12:30-15:00分析、調製、解析
午前に引き続き、試料の調製や分析を行い、結果が出たものは解析を行い、記録類をまとめた後確認に回します。

15:00-16:30分析準備、記録まとめ
分析が終わった試験の結果をまとめたり、移動相や試験で使う試薬の調製などを行います。

16:30-16:45帰りのミーティング
帰りのミーティング 今日あったトラブルや分析の進捗などを報告します。

16:45-17:00片付け
使った器具の洗浄や使った機器の後片付けを行います。